最近の統計によるとアメリカでは4人に一人の人が生涯のうちにウツ病になるそうです。2世代前の統計と比べ、約10倍で、年々増加の一途を辿る傾向にあると言われています。心理学者のStephen S. Ilardi 博士は、現代人の生活のあり方に原因があると警告しています。
博士は、ニューギニアで狩猟採集社会を営むKaluli族を調べましたが、現代的医療サービスや物質的恩恵がほぼ無い社会に生きる彼らには、ウツ病という病気は見あたりません。その理由については、長い年月をかけて進化してきた人類が、最近になって急速に進歩した近代文明やテクノロジーの発展に追いついていないからだという説もあります。
今回はIlardi博士が提唱する、うつ病未然予防&治療のための「6ステップ」をご紹介します。

1. 原始人の食生活に豊富であったと考えられるオメガ3を十分摂取する。セロトニンやドーパミン(気分の良さに関係する脳内物質)の働きを助け、ストレスホルモンであるコルチゾールを抑えます。
2. たった一人で悩み、心の中で同じことを繰り返して無駄に思い巡らすことをやめる。
3. 動く。1時間半のウォーキングを週に3回することでゾロフト(坑うつ剤)に匹敵する効果があるという報告も。運動や行動が楽しいものであったり、何かの手段として意味がある場合は、精神的健康健康がより促進されます。
4. 自然に触れる生活を心がける。太陽光は体内時計を調整したり、セロトニンの分泌を促がし、ストレスホルモンを減少させます。日頃から太陽に当たっている人は、口論やケンカが少ないというデータもあります。夏の晴れた日光(一万ルクス以上)だったら、一日30分ほどの日光浴で、うつ病治療の効果も認められます。

5. 孤独を避けて心の通った人間関係を充実させる。家族は各々の部屋に閉じこもるのでなく、家族の団欒や会話、一緒の空間で過ごす時間を大切に。趣味や運動など、日常的に他者と一緒にできるような活動を生活に取り入れましょう。

6. 規則正しい生活をして良い睡眠をしっかり取る。夜は明かりを落として睡眠を誘い、就寝時には電気を消し、太陽と共に起きる、などして自然に合わせて早寝早起きを心がけましょう。
(参照:The Depression Cure, by Stephen S. Ilardi, PhD.)
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