増加するDVを減らすために、まずはDVについての認識を持つことが大切です。今回はDVのサイクル性と被害者の心理についてお話します。

<DVのサイクル>
• 虐待の後、多くの虐待者は謝ります。もうこのようなことは絶対しないと約束します。被虐待者は、それを信じます。

• 和解した二人はハネムーン期に入って、虐待者は甘く優しくなります。自分たちがどんなに愛し合っているか、自分がどんなに過去に傷付いたか、そして虐待者がどんなに被害者を必要としているか、虐待者の嫉妬や怒りは被害者を愛しすぎているせいだ、などと語ります。

• 次に来るのは蓄積期。虐待者のほうにイライラが溜まり始め、しだいに些細なことでピリピリし、被害者は顔色をうかがいながら、緊張の中で生活します。

• そして爆発。虐待者は、例えば、冷蔵庫の牛乳がきれていた、などの些細なことをきっかけに、暴力的に爆発します。
*このサイクルを繰り返しながら虐待はどんどん酷くなります。
<別れない理由>

精神的依存、経済的自立の困難、海外生活で米国人伴侶に頼っている、心の傷を抱える相手を見捨てられない、忍耐・自己犠牲・女性の従順さを美徳とする文化的背景、ハネムーン期の時はいい人で優しいから、子供のため、精神的衰弱やうつ病による体力・思考力の消失、虐待者からの洗脳(例:相手が切れるのは自分のせい。自分は本当に駄目な人間なので、この人の庇護の下でしか生きられない)、嫉妬・独占欲・支配を愛されていると信じている、自分が育った家よりはまし、脅されている(子供と会わせない、死ぬ・殺す)、いつかは直る、自分さえ我慢すれば全ては丸く収まる、などです。

DVは殺人にまで発展することがあります。被害者はいざという時にすぐに逃げられるように、バッグに必要な物をまめておく、必要な書類のコーピーなどを友達に預けておく、駆け込み先のあてをつけておく、などの準備をしておくことが重要です。虐待者がドラッグを使用したり拳銃を所持している場合は特に注意が必要です。危険を感じたら警察へ連絡するのはもちろん、まずは信頼できる友達や家族に話してみることです。24時間のホットラインもあります。深く考えずに勇気をもってかけて下さい(日本語をリクエストすることもできます)。

*DV24時間ホットライン・シェルター(Hawaii State Coalition Domestic Violence):808-841-0822 (Town/Leeward), 808-528-0606(Windward)
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