コラム43: 幸せと繁栄の鍵(Positive Emotions)(2012年3月1日号)

以前のコラムで怒りや憎しみ、恨みつらみに妬み、不平不満に、不安や恐怖など、一般的に「負の感情」といわれる感情が身体に与える悪影響のお話をしました。

これらの精神的ストレスが身体に有害であり、心理的には、気持ちが重く暗くなり、「正の感情」といわれる喜び、楽しみ、愛、感謝、平和、好奇心、希望、興味などの気持ちを感じにくくなってしまい、より「負の感情」に捕らわれやすくなるという悪循環が起こります。

では、「正の感情」の影響はどのようなものでしょう。
ノース・キャロライナ大学の心理学教授で「Positivity」の著者であるFredrickson L. Barbara, Ph.D.は「正の感情」がどのように私たちの心と体に影響を与えるか研究しました。まず、身体に及ぼす影響として、心臓血管系の症状(脈拍、脈幅、血流など)への影響を調べました。その結果、正の感情を心に感じることによって、「負の感情」によってひき起こされた心臓血管系の症状をより早く回復させることができる、と報告しています。
次に、Fredrickson教授は「正の感情」が及ぼす精神面の影響について研究しました。

そして、「正の感情」は幸福へのプラスの連鎖を引き起こすとを発表しました。まず「正の感情」と不運に直面した時の私たちの問題処理能力とが互恵的な関係であることを証明しました。

そして、「正の感情」が上昇へ向かうプラスの連鎖を引き起こす誘発剤となること。つまり「正の感情」が幸福への鍵となると結論づけたのです。Fredrickson教授は「あなたが今心に正の感情を抱いているのなら、それはあなたが将来に幸福になる可能性が高まるということです」と言っています。 また、他の研究では「正の感情」が精神的弾力性や創造力、成長、そして寿命とも相関関係があることも証明しています。

教授は私達が幸せにかつ豊かに開花した人生を実現するために「正の感情」が鍵となっていることを次のように説いています:
「私たち(研究チーム)のゴールは人間が豊かで幸せな人生を実現するための万人に共通する普遍的なレシピを見つけ出し、そのレシピをこの世界の人々に贈ることです。

(中略)

心の底から感じるの正の感情(Positive Emotions)が唯一最も大切な材料なのだということをサイエンス(心理学)が証明しています。私たちの心に負の感情がある時、人生は停滞したり負の循環を起こします。そして、私たちの心が十分に正の感情で満たされているときに、人生は開き飛躍してゆくのです。」
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