コラム39: HAPPIER (2012年1月1日号)

幸せの実現は、人間の本質的な欲求です。良い仕事を求めるのも、マイホームを求めるのもすべて幸せのためです。

「お金は衣食住と妥当な教育に必要なものを除けば、なんらかの目標を達成するための手段にほかなりません。ところが、時おり私たちは、手段と目標を混同し、幸せ(目標)をお金(手段)のために犠牲にしてしまうことがあります。

物質的な富が究極の目標の地位に押し上げられているときに起こることであり、この社会のなかでは、あまりにも頻繁に見られる現象です。しかしだからといって、物質的な富を獲得することは悪いことだというわけではありません。

物質的繁栄は個人はもとより、社会全体の幸せにも貢献しうるものだからです。経済的安定は意義や喜びを見いだせない仕事や、次の支払い小切手に関する不安などから、私たちを自由にしてくれます。

でも、価値があるのは、お金自体ではありません。それが私たちにもたらしてくれる幸せな体験に価値があるのです。

物質的な富自体は必ずしも意義を発生させませんし、喜びとも直結してはいません。 (中略)心理学者のデービッド・マイヤーズは、基本的なニーズが満たされている人々にとって、物質的な富と幸せの結ぶつきは、きわめて薄いものであることを突き止めました。」(心理学者タル・ベン・シャハー ”HAPPIER” より)。

Dr.シャハーは経済的な成功を収め物質的豊かさを手に入れた人が陥るある現象を「ここはどこ症候群」と呼んでいます。”成功したら幸せになれる”と信じて生きて、やっと目的地に到着してみたら、そこに幸せはなかった。長い年月の努力と犠牲が幸せの扉に通じていなかったことに気づき、後悔と絶望が漂います。

Dr. シャハーはまた、こんなことを言っています。

「私がどれほど幸せであるかは、私の人生における”行いたいこと”と”行わなくてはならないこと”の比率によって大方決まる。」”行わなくてはならないこと”の割合を減らし”行いたいこと”の割合を増やすことが、人生の幸せレベルを上げる具体的な方法の一つだと。 

そして、幸せは成功を犠牲にしない。幸せに生きることは、より大きな成功を収めるための手段でもあるとも示唆しています。


みなさまの2012年が幸多い一年となりますように。
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