自己愛性人格障害(ライトハウス2011年8月16日号)


皆さんはありのままの自分を認めていますか?

等身大の自分を受け入れていますか?

自分の短所や未成長のm部分もひっくるめて、自分に好感が持てますか?

現実の自分から大きく反れて、自分は特別で偉大な存在なのだと病的に思い込む障害があります。

自己愛性人格障害(Narcissistic Personality Disorder)という人格障害の一つです。

原因として、生物学的要因を特定する研究も続いていますが、主に「親の過保護」「過干渉」「ニグレクト」「否定されて育つ」など環境要因が強いと考えられています。 実際にカウンセリングの臨床においても、生育期の家庭環境が大いに影響していることがうかがえます。
以下の項目のうち、五つ以上に当てはまると、自己愛性人格障害の可能性があります。

1.自己の重要性に関する誇大な感覚がある。自分の行業績や才能を誇張する。

2.限りない成功、権力、再起、美しさ、あるいは理想的な愛の空想にとらわれている。

3.自分が特別スペシャルな存在なので、同じく特別な人や地位の高い人にしか自分は理解してもらえない、または特別地位の高い人や特別な機関の人たちだけと自分はつきあうべきだと思っていいる。

4.過剰な賞賛を求める。

5.特権意識、つまり特別有利な取り計らい、または自分の期待に自動的に従うことを理由なく期待する。

6.対人関係で、相手を不当に利用する。つまり、自分自身の目的を達成するために他人を利用する。

7.共感の決如がある、他人の気持ち、および欲求を認識しようとしない。または、それに気付こうとしない。

8.しばしば他人に嫉妬する。または、他人が自分に嫉妬していると思い込む。

9.三大で傲慢な行動、または態度。

(参照:DSM-IV-TR Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)


ただし以上の傾向は、性格的特長と病気との判断が難しいので、診断は専門家に任せてください。

この障害を持つ人は、人から自分の嘘や詭弁を追及されたり、自分の中での自己増を維持できなくなった時の失望が強く、現実を受け入れられなくなると、抑うつ状態になりやすいです。 結婚生活で問題が起こることもよくあります。

心理療法のアプローチにもいろいろな方法がありますが、こちらでは、成育にに受けたこころのゆがみや傷を治療し、現実と乖離している誇大性を現実に照らし合わせていく、等身大の自分を受け入れて、そこから向上してゆく姿勢をとる、などを目的にした心理カウンセリングをしています。
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