コラム17:うつ病の診断基準 
(ライトハウス2011年2月1日号)

前回のコラムではディスチミアについてご説明しました。 慢性うつ病ほど重いj症状がみられないため気付かずに、何年も放置してしまうことがあります。 早期発見早期治療を、ということでした。

ディ スチミアに比べ、うつ病は知らない人がいなほど、その認知度は高いです。しかし、具体的には何がどうなったらうつ病なのか、ということはあまり知られてい ないようです。そのため自分がうつ病ではないかと不安に思っている人や、家族や同僚がうつ病ではないかと心配している人がいる一方で、重度のうつでありな がら、自分はうつ病ではないとディナイアル(否定)を続け診断や治療を拒む人も少なくありません。

今回は、うつ病の基本的な診断基準をお話します。
う つ病の診断には以下の症状(1~9)のうち5つ以上にあてはまり、それが2週間以上続いていること、そして、あてはまる症状のうち少なくとも1つは1か2 が含まれます。さらに、これらの症状のため、本人が著しい困難を感じていたり、社会的、職業的、または他の大切な分野(家庭を含む)に支障をきたしている 時にうつ病と診断されます。




1.ほとんど一日中、そしてほとんど毎日気分の落ち込みがある(自分自身で感じるか、他者によって観察される)
2.ほとんど一日中、そしてほとんど毎日、全てまたはほとんど全ての活動に対し興味や喜びの著しい減退がある(自分自身で感じるか他者によって観察される)
3.ダイエット中でないのに、著しく体重が増加・減少した。または食欲不振・過多
4.ほとんど毎日の不眠・睡眠過多
5.ほとんど毎日の精神運動性の焦燥または制止(本人の主観だけでなく他者によって観察可能)
6.ほとんど毎日の疲労感または気力の減退
7.ほとんど毎日の無価値感、または過剰・不適切な罪悪感(妄想的であることもある)
8.思考力、集中力の低下、または決断の困難がほぼ毎日認められる(自分で感じられるか、他者によって観察可能)
9.死について繰り返し考える。自殺願望、自殺年慮、自殺企図などかる。
注) 薬物乱用、一般身体疾患、または気分と一致しない妄想・幻覚による症状でないこと。その他、上記の基本診断基準に示されない例外がありますので、専門家にご相談ください。
(出典)DSM-IV (Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorder)
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