前 回のコラムで、相手への批判や文句が負のスパイラルを生む原因となり、悪循環が進むと抜け出すことが難しくなる、というお話をしました。負のスパイラルを 生まないようにそのフォーメーションの過程についてもお話しました。

今回はもう少し積極的に、「ではどうしたら負のスパイラルを避けられるか」というお話 です。

それは「プラスのやりとり」をつくることです。プラスのやり取りとは、夫婦間の色々なやり取りが総合的にプラスである、例えば文句より感謝の表現の ほうが多い、ということです。今日はこのプラスのやりとりを保つためのポイントを幾つかお話します。

1.文句をいう時に、できるだけ相手を非難するような言い方をやめ、愛情と尊重の気持ちをもって話て下さい。我慢してイライラを募らせた後でなく、思いやりをもって冷静に話せるうちに話をするのが大切です。なるべく建設的に話てみましょう。

2. 主語を「あなた」でなく「私」にして話すと相手を責めずに話せます。「あなたの~~~なところが悪い! ひどいじゃない!」と非難するのでなく、「あなた が~~~をすると、私は悲しくなる。」と私を主語にして自分の気持ちを伝えましょう。

そうすると相手は自分の行動が相手にどんな影響を与えているかを知り ます。そして、自分のことを責められてないので、言われたことを素直に聞きやすくなります。

3. ありがとうと感謝の言葉を伝えましょう。簡単にありがとうと言ってしまうと、それでいいものかと思われ、もっとしてもらえなくなるから言わない、という人 がいます。これは逆です、人は自分のしたことが認めてもらえれば嬉しいもので、ありがとうといわれたら嬉しくてもっとしてあげようと思うのが普通です。逆 に、自分がやったことを感謝もされずにいると、しだいに意気消沈してやらなくなるものです。

4.1 対5の比率。心理学者ゴットマン博士が長年にわたって多くの夫婦間のやりとりを調べたところ、離婚をせずに長続きした夫婦は平均して1のマイナスのやりと りに対して5倍のプラスのやりとり(感謝・ほめ言葉・愛情表現)が交わされていたと報告しています。その反対に、後に壊れてしまった夫婦のやりとりは皆、 1のマイナスに対しプラスのやりとりが0.8以下だったそうです。

以上、プラスのやりとりのポイントを幾つかご紹介させていただきました。少しでも多くの人がいつまでも仲良く平和に暮らせたらいいですね。

(ライトハウス 2011年11月16日号)
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