コラム9:心理カウンセリング - よくある誤解 (ライトハウス10月1日号)

ア メリカでは自分のセラピストを持って精神的なケアをすることが富裕層のステイタスのようになっていた時代が長くありました。保険制度が整い、健康保険が適 用されるようになってからは心理カウンセリングは一般的なものになりました。

一方日本では、近年になってカウンセリングが急激に広がりました。 こういっ た土壌の違いによるものか、日本とアメリカの心理カウンセリングにはいろいろな違いがあるようです。

今日はよくある誤解についてお話します。
まず、心理カウンセリングは、霊能によるものではありません。占いもしません。

“話 を聞いてもらうだけですか?”とよく聞かれます。カウンセリング、イコール”傾聴”と聞いてそのように思っている方がいます。

アメリカではフロイトが深層 心理分析を始めた100年前ほど前から色々な技法や理論が発表され心理療法に使われてきました。現在の心理カウンセリングではそのような30以上あるアプ ローチの中から、専門の研究機関によるリサーチによって効果が立証させている技法やアプローチが使われています。


“初 めて来るときには勇気がいった”ということをよく聞きます。日本の方はカウンセリングというと“尋常でない人”が行くような、大変なことだという感覚があ るようです。心理カウンセリングでは心が原因とみられる病気や精神疾患の心理治療もしますが、ストレス・ケアやマリッジ・カウンセリングなどを含めた総合 的なメンタルケアを扱います。


また、心理士は医師ではないので抗ウツ剤などのお薬をだすことはできません。心と体はつながっていますので重なる部分もありますが、医師は医学、心理士は心理学に基ずくものと考えていただくとわかりやすいと思います。

“離 婚した方がいいですか?“という質問に対してです。心理士は、こうした方がいいですよと、ご相談者の人生を決めるようなアドバイスをすることはありません が、夫婦関係修復のためにマリッジカウンセリングをしたり、心理療法で精神力を回復させながら、当人の性格・能力、環境、価値観、その他の条件等を分析し つつ答えを見つけるためのお伝いをします。

(ア ドバイス・ギビングをしないということは心理カウンセリングの性質をお伝えするために説明したものであって、一般にアドバイスを求める事を否定するもので はありません。“あなただったらどうする?”など、人に個人としての意見を聞いたり、自分と同じようなあるいは逆に違う価値観や信念をもった人からの色々 なアドバイスをもらって参考にすることは大切なことです。)

以上がよくある誤解です。心理カウンセリングへの認識を深めて頂いて、少しでも皆さんのお役に立てたら嬉しいです
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