前 回前々回と続いてコミュニケーション・スタイルについてお話してきました。心理カウンセリングの一環としてあるカップル・カウンセリングをする時によくご 夫婦どちらか或いは双方のコミュニケーション力をアップさせることで問題が解決することがよくあります。この場合の第一歩は自分のコミュニケーションスタ イルを認識してもらうことです。その分類の一つが、相手に同調してばかりで自分の意見を言わないことから人間関係がこじれ、我慢が不平・不満・嫌悪となり次第に関係が悪化するパッシブ(受動的な)・スタイルであり、二つ目が、攻撃的な言動を取って意見を通すけれども信頼関係は築けず短期的には上手くいくことがあっても長くは続かないアグレッシブ(攻撃的な)・スタイルであることは、お話しましたね。

今回は三つ目となるアサーティブ(はっきりした)・スタイルについてお話します。
こ のスタイルの特徴は、人の意見に耳を傾ける、相手の意見や気持ちを理解しようと質問する、自分の意見や気持ちを伝える努力をする、イエス・ノーが言える、 問題があれば話し合う、嘘をつかない、などです。

その心理には人を理解したい・されたい、良い関係をつくりたい、相手を尊重する・自分も尊重されたい、誤 解を避けたい、などです。

こ のタイプの人は自信を持っていますが過信はしていません。結果、喧嘩や揉め事誤解が少ない、お互いを理解することができる、本当の関係が築ける、大人だと 思われる、信用される、尊敬される、ということになります。
注意したいのは、思っていることをはっきりと言って相手の感情を傷つけるのはここでいうアサー ティブ・スタイルとは違います。アサーティブでありながらも守るべきルールがあるのがこのスタイルです。良いコミュニケーションに思いやりと敬意は不可欠 です。

カ ウンセリングを通して多くのご夫婦にお会いしてきて思うことがあります。それは、夫婦は日常会話はしていても心の奥底のレベルでのコミュニケーションが取 れていないことがよくあるということです。

長年に渡ってお互いの心中を誤解をしていた事をカウンセリング中に知ることになり、ご夫婦が号泣なされることも 少なくありません。

夫婦間に限ったことではありませんが、アサーティブなコミュニケーションの重要性を痛感します。相手を理解するためにこそ、はっき りとしたコミュニケーションをとり十分に話し合う。そんなコミュニケーションを心掛けたいですね。

(ライトハウス 2010年9月1日号)
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