心理カウンセリングには、コ ミュニケーション力を高めることを目的としたコミュニケーションスキルアップというものがあります。
このカウンセリングをするにあたってまず始めに必要な ことは自分のコミュニケーションスタイルを認識することです。まず、自分のコミュニケーションのどこがどういうふうに間違っているのか判らなければ、自分の言動を変えようがありません。

前回のコラムで3っつのコミュニケーションスタイルの一つ目としてパッシ ブ(受身の)スタイルについてお話しました:このスタイルの人は相手にすぐに同意・同調して、自分の意見を言わないことからしだいに自己価値観が下がり、人間関係がこじれ、我慢を続けることに よって怒りが溜まり、最後にはその人との関係が壊れる傾向にある、ということでした。

今 回は二つ目のスタイルとして、アグレッシブ(攻撃的な)スタイルについてご説明します。
このスタイルの行動例としては、攻撃的な態度をとる、大声をだすこと で勝とうとする、騙す、嘘をつく、陰で悪口をいう、相手のせいにして責める、暴力で抑えつける、脅す、などがあげられます。

こ のスタイルの方の深層心理は、人を支配したい、人よりも自分が上でいたい、自分が強いまたは優れた人間だと思われたい・思いたい、相手を見下すことによっ て優越感を感じたい、是が非でも自分の意見を押し通したい、などです。(パッシブの人が我慢を続けた結果キレて一時的にアグレッシブになる場合の心理とは 区別されます。)

結果、 本人は勝ち誇ったつもりでいても(しかし心の奥に劣等感があります)回りの人から真の信用を得ることは難しく、むしろ陰では悪口を言われたり、軽蔑される こともあります。また、アグレッシブタイプの人の人間関係は短期的には上手くいくことがあっても長くは続かないようです。これは夫婦や友人関係のみなら ず、会社等の組織内外での人間関係や取引にもあてはまります。

以 上がアグレッシブ・スタイルです。残念ながら大人のコミュニケーション・スタイルとは言い難く問題が多いスタイルです。しかし、コミュニケーション・スタ イルは変えることができます。オブジェクトリレーションズ・セラピーやアドレリアン・セラピー(共に心理療法の一種)で原因となっている問題心理の治療・ 改善を図ると共に認知行動療法によるコミュニケーション・スキルアップを組み合わせることで高い効果を上げています(使われる心理療法の種類はこちらの判 断で変わることがあります)。
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